上前津から東別院の事務所、テナントの夜景
夜の上前津・東別院を歩く
夜の上前津を歩く。
昼間の大須とは、少し違う。
人が行き交う賑やかな商店街から少し離れると、街は急に落ち着きを見せる。
それでも、ところどころに店の明かりがあり、マンションの窓には生活の灯りがある。
大須の「遊びに行く街」と、東別院の「暮らしや仕事の街」。
そのちょうど間にあるのが、この上前津・富士見町周辺だ。
そして、この街を歩いていると、どうしても気になる物件がある。
**ファミール富士見の9階だ。**
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# 9階にある、約21.67坪の空間
ファミール富士見9階・911号室は、約71.64㎡、21.67坪。
14階建ての建物の9階にある。
普通の「店舗」をイメージすると、1階の路面店を思い浮かべるかもしれない。
でも、この物件は少し発想が違う。
道路から直接お客さんを呼び込む店ではなく、
**「わざわざ、この場所まで来てもらう店」**
に向いている。
美容サロン。
エステ。
マッサージ・整体。
スクール。
予約制のサービス店舗。
小規模な事務所。
あるいは、クリエイターの仕事場や撮影・制作スペース。
実際に現在のテナント情報でも、サービス店舗や美容・サロン、スクールなどが候補として挙げられている。
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夜に歩くと、この立地の意味が分かる
ファミール富士見から上前津方面へ歩く。
駅に近づくにつれて、人の気配が少しずつ増えていく。
さらに東別院方面へ向かうと、今度は街が少し静かになる。
この「賑わい」と「落ち着き」の間にあるのが面白い。
東別院駅から徒歩4〜5分程度。
上前津駅からも徒歩7分程度。
つまり、
**大須の近さを利用しながら、大須の中心部そのものではない。**
ここが、この物件の面白いところだと思う。
9階だからこその「隠れ家感」
1階の店なら、通りすがりのお客さんに見つけてもらえる。
それは大きなメリットだ。
でも、9階には9階の魅力がある。
エレベーターを上がって、目的の部屋に向かう。
その瞬間から、少し日常から離れる。
これは、サロンや予約制のサービスには意外と相性がいい。
「たまたま入った店」ではなく、
**「今日はここに行く」**
という目的地になるからだ。
店の存在を知っている人が訪れる。
そして、9階まで上がってきた人だけが、その空間を楽しめる。
ちょっとした隠れ家。
そんな店を作るなら、むしろ9階という高さが個性になる。
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約71㎡あるという余裕
そして、何より大きいのが広さだ。
約71.64㎡。
21.67坪。
これは、小さなサロンを作るには十分に面白いサイズだと思う。
受付を作る。
待合を作る。
施術スペースを作る。
スタッフのバックヤードを作る。
あるいは、仕事場と接客スペースを分ける。
ワンルームに近い大きな空間だからこそ、使い方を考える余地がある。
「狭いから工夫する」のではなく、
**「この21坪をどういう世界にするか」**
という発想ができる。
それが、この部屋の面白さだ。
ファミール富士見という建物そのもの
建物は1975年築。
一見すると、いわゆる新築のテナントビルとは全然違う。
でも、それが悪いとは限らない。
むしろ、この年代の大きなマンションには、新しいビルにはない独特の雰囲気がある。
そして2025年12月には大規模修繕工事が完了している。
古い建物だけれど、古いまま放置されているわけではない。
ここは結構大事なポイントだと思う。
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夜の街には「これから」が見える
東別院から上前津へ戻る。
夜の富士見町を歩く。
派手なネオンが並んでいるわけではない。
でも、ところどころに明かりがある。
仕事帰りの人。
自転車で通り過ぎる人。
駅から住宅へ帰っていく人。
大須から少し離れたところを歩く人。
そんな人たちを眺めながら歩いていると、
「ここにはまだ、何か入り込む余地があるな」
と思う。
完成されすぎていない。
だから面白い。
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「店を出す場所」ではなく「目的地を作る場所」
ファミール富士見9階を考えるとき、
「1階じゃないから不利」
だけでは見えないものがある。
むしろ、
**「この場所に来る理由を作れる店なら、9階でもいい」**
と考えたほうが面白い。
例えば、
「予約して行きたいサロン」
「ちょっと人には教えたくない隠れ家」
「落ち着いて相談できる場所」
「わざわざ訪れる価値のある小さな店」
そういうものだ。
駅前の一等地で大量のお客さんを拾う商売ではない。
**一人のお客さんに、少し深く向き合う商売。**
そう考えると、この21.67坪の9階という場所が、急に違って見えてくる。
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## 上前津と東別院の間にあるということ
上前津駅だけでもない。
東別院駅だけでもない。
大須だけでもない。
その全部の「間」にある。
ここがファミール富士見の面白さだと思う。
大須の賑わい。
上前津の交通利便性。
東別院の落ち着き。
富士見町の住宅・生活感。
それらが重なっている。
そして、その中心に9階の約71㎡の空間がある。
## 夜の散歩を終えて
ファミール富士見まで戻ってくる。
見上げると、9階にも明かりが灯る。
もしそこに、誰かがこだわって作った小さな店があったら。
白い看板が出ていて、
「ここに来てください」
と静かに誘っていたら。
たぶん、ちょっと面白い。
大須のように大声で呼び込まなくてもいい。
栄のように派手でなくてもいい。
ただ、
「知っている人が、わざわざ来る店」
になればいい。
そう考えると、ファミール富士見の9階は、単なる「マンションの一室」ではなくなる。
上前津と東別院の間。
大須の喧騒から少し離れた場所。
夜の街を歩いた人が、ふと見上げる9階。
そこに一つの明かりが灯っている。
そんなテナントがあっても、いいと思う。
そして、街歩きを終えて思う。
この辺りには、まだまだ「何かを始められる余白」が残っている
ファミール富士見9階の魅力は、そこなのかもしれない。
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